すぐに解る!ローンと分割の違い

ローンと分割払いはどう違うのでしょうか。最近では、ローンも分割払いもどちらも同じように使われてますね。

ですが、定義上は異なるものなのです。ローンは、お金を借りる事、つまり資金の貸付行為の事をローンと呼びます。よって、物の所有権の移転などは関係してきません。それでは分割払いとは何でしょうか。物を購入した所に、分割でお金を支払う事を分割払いといいます。つまり、物の所有権は最初に物を購入した時点で移転してると言うことになります。あんまり大差は無いような感じですが、ローンは金銭だけ、分割払いは物の所有権移転が伴う行為と言う事になります。

それでは、住宅ローンはどうなのでしょうか。住宅ローンは、代理店を介してますので、住宅の所有権はまず代理店にあります。そして、金融機関に間に入って貰う事によってローンを組む事になりますので、金融機関に対してローンを組む事になると言う話になるのです。住宅代理店は、家の金額を買主に分割払いされてしまっては困ってしまいますよね。幾らでも溢れる程のお金がある住宅代理店なら問題ありませんが、そんな代理店はなかなか見つかりませんよね?買った人達みんなに分割払いされてしまったら、すぐに代理店は潰れてしまいます。

そんな訳で、代理店は銀行に間に入って貰い、ローンと言う形で買主が支払う事になるのです。分割払いは、車屋さんなどで昔よく使われてたようですが、今ではローンが主体になって来ましたね。ですが、正直言って明確な使い方の区別はあまりされている訳ではありませんので、ほぼ同義語として扱われるようになっていると言うのが今の時代だったりします。定義で捉えておくと解りやすいので、定義で捉えておくようにしましょう。

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